空手部の歴史

中央大学空手部は、昭和15年(1940年)の創部以来、その伝統を継承し、令和2年(2020年)に創部80年を迎えました。

我々は「日本空手道松濤會」に所属しております。
「近代空手道の父」といわれる船越義珍先生から船越義豪先生、廣西元信先生、江上茂先生、髙木丈太郎先生と続き、現在、瀧田良徳先生(日本空手道松濤會本部道場松濤館々長)からのご指導を受けています。

松濤會の空手は「型に忠実であれ、空手に試合はないのだ」という船越義珍先生の遺訓を遵守しています。

「型」を重視した稽古を行い、純粋なる武道としての空手を我々空手部も継承し、日々修練しています。

また、日本空手道松濤會学生連盟に加盟し、中央大学、学習院大学、専修大学、成城大学とは合同稽古を通して交流を密にし、演武大会を各大学の持ち回りで自主開催し、お互いの親睦を深め、空手への理解度を深めています。

中央大学学友会体育連盟(49部会)においては他部との連携を図り、非競技団体ではありますが、中大スポーツの発展に積極的に寄与しています。

中央大学空手部は、創部80年という歴史をしっかりと振り返り、未来に向かって自覚を新たにしなければなりません。
その自覚とは、伝統を継承していくことではなく、何よりも先ず自らその伝統を生きるという意識を持って歩んでいきたいと思います。

歴代師範、先輩諸氏の教えを引き継ぎ、特に、「正しく、強く」という船越義豪先生(空手部初代師範)の遺訓を大事にし、強い情熱と意志を持って部員一同、創部時の空手道観を見失わずに空手道の稽古に邁進します。