入部案内

空手部の特長

中央大学空手部は、日本空手道松濤會(以下「松濤會」という。)に所属しています。

松濤會の空手は、「型に忠実であれ、空手に試合はない」という船越義珍先生の遺訓を遵守しています。「型」を重視した稽古を行い、純粋なる武道としての空手を継承し、日々修練しています。

「型」を重視した稽古

中央大学空手部では、試合競技は行いません。19の松濤館制定型を練習し、誰でも無理なく稽古ができるように配慮しています。
型は、「受け技と攻撃技」を一動作として、「攻防の技」を組み合わせて構成されています。型を習得することにより、受けの手と攻めの手が同時にできるという空手特有の技を身に付けることが出来ます。この事は、体力に劣る方にとって有効な護身術となります。

守礼の武道

「空手道は礼に始まり、礼に終わることを忘るな」のごとく、守礼の武道です。空手の稽古は武道精神を身に付け、技と共に勇気・礼節・克己心を磨くことが出来ます。

●空手道は、体力に応じて無理なく稽古することが出来ます。

●空手道は、短い時間で多くの運動量をこなすことが出来ます。

●空手道は、自分自身と向き合うことが出来ます。

初心者・経験者大歓迎!部員募集中

いつでもご自由に見学・体験いただけます。
稽古はほぼ毎日行っています。稽古時間をご確認のうえ、ご都合のよろしい日時をメール、あるいはお電話でお知らせください。

見学

空手が好きな方、空手に興味のある方、空手を始めてみようと少しでも考えている方、お気軽にご連絡ください。(>> 道場へのアクセス

体験稽古

空手道の稽古とはどんなものか、まずは体を動かしてみましょう!貸出用の空手道着の用意もあります。
お問合せは、問合せフォームよりお願いします。また、公式ツイッターも定期的に更新しています。空手部の日常をお伝えしますので、ぜひ一度ご覧ください。

これから入部する方へ

中央大学空手部は、令和2年(2020年)に創部80年を迎えました。日々の稽古は、時に辛く、苦しい時もありますが、それを仲間と分かち合い、乗り越え、成長できる環境が空手部にあります。

「学生生活を、成長できたと言える充実した4年間にしたい!」私達はそんな人を歓迎します。少しでも興味を持った方は是非、第一体育館にある空手部道場をお訪ね下さい。部員一同、心よりお待ちしております!

師範・監督のメッセージ

『空手道で武道の心に接してみませんか
 空手の型は自分を守る「受け」から始まります
 「勝つこと」よりも「負けない」ことが武道の教えです』

中央大学空手部にようこそ。

現在、「空手」は日本だけでなく全世界に普及し親しまれ、東京オリンピックでは正式種目となり注目の的になっています。

我が部は、空手がスポーツ化、競技化していく中で本来の空手道―すなわち身を守る為に派生した徒手空拳の「沖縄手」が歴史を重ね、殺人術から活人術に進化し「心技一体」を求める武道としての空手―を追求しています。

“唐手”を”空手”に改め、「人あっての術で、術あっての人ではない」「空手は生涯を通して修行する人の生き方に通じる武道である」と説かれた近代空手道中興の祖といわれている船越義珍先生の教えを堅持している日本空手道松濤會に所属しており、今年創部80年を迎えます。輩出した卒業生は広い分野で活躍され、その社会的評価は高く誇りとするものであります。

皆さん、本学での4年間、自分を強くすることに挑戦してみませんか。体力的なことはもとより男女、体型の相違、初心者、経験者の区別はありません。持って生まれた自分の身体の可能性を引き出して自由に操作する、空手を通して楽しみながら自己を鍛える。今までに蓄えてきた相対的な価値観に加えて絶対的な価値観を開拓していくのです。
入部を歓迎致します。

中央大学学友会空手部 師範 瀧田 良徳

『ようこそ、伝統と革新の中大空手部へ』

人間の脳はその潜在能力を使い切っていないという説があります。実は体も同様にその潜在能力を使えておりません。今後テクノロジーの進展とともに出来なかったことが出来るようになりますが、体に関しては、残念ながら後退していると言わざるを得ません。

80年の歴史を有する中大空手部は、日本空手道の創始者として知られる故船越義珍先生を師範として、その薫陶を仰ぎ、正統の空手道を追求し、人間の潜在能力を高める稽古を謙虚に重ねて参りました。当部では試合競技はしません。体育連盟に属しながらも、スポーツ推薦もなく、男女ともに全部員が一般入試により入学し、殆どの部員が初心者です。当然、経験者も大歓迎ですが、これまで経験した空手とは違う武道空手を、学業やアルバイトを両立させながら日々励み、その結果数多くの卒業生が、弁護士、公認会計士、税理士、国家・地方公務員、日本を代表する有力企業等国内外各方面で活躍しております。

我々の目標は大会等での表彰ではありません。この空手道を通じて心身の陶冶鍛錬に精進しながらも、学業や社会経験も充実させた卒業生が各々希望する進路に進み、そして悔いのない豊かな人生を送り、社会貢献をすることこそが大切なゴールだと考えております。将来の人生に繋がる大学4年間という、かけがえのない時間を中大空手部で共に励み、歩みましょう。自分自身の為にも、そして、これからも連綿と続くまだ見ぬ後輩達の為にも。

中央大学学友会空手部 監督 加藤 博文