空手部OBOGインタビュー(第2回)

空手部のOB・OGの方々にインタビューをする本企画。第2回はこのホームページを作成してくださった、プリズムゲート株式会社代表取締役 芝田弘美先輩にお話しを伺いました。

プリズムゲート株式会社 https://prismgate.jp/

聞き手:空手部広報担当 経済学部4年 吉澤大樹 (城北高等学校出身)

Q1 まずは自己紹介お願い致します。

平成4年卒業の芝田弘美(旧姓:歳川)と申します。
出身校は、横浜共立学園高校。
大学受験の時に、父の競馬が50万円当たって、あぶく銭で10校くらい受験したのですが、残念ながら、中央大学しか合格通知はもらえませんでした。
ですので、中央大学に通うことが運命なんだなーと入学。
すぐ空手部に入部して、在学中の4年間は、空手ばっかりやって卒業しました(笑)
得意型は「岩鶴」です。やはり、空手といえば上段横蹴りでしょう。(個人的な好みです)

4年生の12月で空手部引退後、それから卒業の間に、一学年上で主将だった芝田光成さんと結婚。
結婚は、私の親が芝田さんを気に入って強力に勧めたせいもありますが、就職前に苗字が変わっておけば後が楽と考えたので、すごく早かったです。

大学卒業後、「芝田さん」として、ミニストップ株式会社に入社。そこで、3年ほと勤めてから退職。
そのあとは、まだ日本にインターネットが普及していない頃だったのですが、Webデザイナーとして働きだしました。
それから、Web業界一筋です。

現在の仕事は、横浜の関内で、Webサイト制作・運営サポートをするプリズムゲート株式会社を経営しています。
いわゆる、社長です。それと同時に、平安レイサービス株式会社(ナスダック上場)の社外取締役もやっています。

趣味は、仕事と日本舞踊。
最近は、それしかやってないような気がします。
日本舞踊は、3歳からずっとやっているので、坂東流の師範として、国立劇場でも踊ったりします。。。って、趣味の域ではないですが(汗)

それから、ときどき旅行。
韓国ドラマにハマって、ハングル勉強したので、毎年3回以上ソウルに行きます。韓国料理を食べ歩きが楽しみです。

Q2空手部への入部を決めた理由は何ですか?

私の妹が剣道を部活でやっていて、「武道はカッコいいなー」と憧れていましたが、自分の高校は女子校だったので、武道の部活はなくて機会がなかったのです。
それで、中大に入学して、たまたま勧誘されて、第一体育館の空手道場に行ったら、すごく立派な道場で。
さらに、動きは、日本舞踊の男踊りと立ち方が一緒だったので、『これは、私でもできそう』と入部しました。

Q3空手部で特に力を入れて取り組んだことは何ですか?

基本、習ったことは、いつも稽古してたと思います。
まあ運動神経があまり良くないので、できない技もあったりしました。諸蹴りとか。。。

個人的には、上段横蹴りが好きで、横蹴りはよく稽古してました。
道場の壁に足を引っ掛けて、いつも柔軟してました。
身長175センチの同輩の頭は、普通に蹴れるくらいでした。まあ、大学のときの話です(笑)
いまは、たまーに、横蹴りだけ稽古することもあります。

Q4 空手部での経験から学んだこと。また、社会人として働くうえで、空手部での経験が生かされたと思うことはありますか。

空手部の経験から学んだことは、大きく2つあります。
ひとつは、人間は体を動かすと心も強くなること。高校までパニック症がひどかったのですが、空手部入ってからほとんど症状がなくなりました。ふたつめは、人間関係。良くも悪くも、です。今でも、同輩の井上純子(旧姓:田坂)さんとは、よく連絡取り合って、仕事やったり、食べ歩きしたりしてます。後輩が連絡くれたりと、こんな付き合いができるのは、良いですね。

社会人になって空手部の経験が生かされたと感じたのは、以下の3つです。
「週に2日も休みがあるなんて、ラクだー」
「先輩がやさしい」
「そんなに言葉遣いに気を遣わなくて良い感じ。気楽。」
ご年配の方が「若いうちに苦労しとけ」というのは、このことなんだ、と理解しました。

40代後半になって『空手3段』って、人からの受けがよいと気づきました。
私はインターネットの専門家として、他会社の役員もやってますが、「空手3段の芝田さん」で、すぐ他の役員から承認もらえらような気がします。社会って、意外にそんな要素もあります。空手自体は、印象はすごく良いですし。

さらによく考えると、インターネット専門家は、今では世の中にゴロゴロいますが、『空手3段のインターネット専門家』はほとんどいないですし、『空手3段で日本舞踊師範のインターネット専門家』は、たぶんこの世に私1人。というわけで、空手と日本舞踊には、たいへんお世話になっております(笑)

Q5最後に新入生に対するメッセージお願い致します。

新入生のみなさん、空手部への入部、おめでとうございます!
私がお伝えしたいのは、この一言です。

「とにかく、何が何でも、4年まで続けろ」

いくら苦しくても、空手が上手にならなくても、続けた実績は、社会では高く評価されます。

点数で評価されるのは、もう大学で終わりです。
社会では、人格、外見、挨拶、行動、売上高などあらゆる目に見えにくいもので、評価されます。

そんな中、体育会での空手部卒業は、あなたが4年耐えられたことを証明できます。
さらにそれは、自分自身への自信にもつながるでしょう。

<余談>

社長仲間で飲んでいたときの話です。
「新入社員の面接で、どちらもさして変わらないなーという時、文系と体育会系どっち採用する?」
「とうぜん、体育会系」と、その場にいる社長全員が、1秒以内で答えてました。

以上、芝田弘美先輩へのインタビューでした。