令和3年度 新勧活動報告
今年度の新勧は昨年度と同様に、新型コロナウィルス感染拡大の影響から、様々な制限がある中での活動となりました。
しかしそのような状況において、私たちは例年以上の新入部員数を獲得することができました。令和3年7月現在の部員数は以下の通りです。 (参考:部員紹介)
一年…29人 二年…2人 三年…15人 四年…5人 計 51人
そこで、今年度の新勧を振り返ることで評価点と改善点を洗い出し、来年度以降の新勧に役立てることを主な目的として、本記事を作成しました。

背景
今年度の新勧では、コロナ禍以前のような対面でのビラ配りや、歓迎食事会などの、多くの新入部員を獲得する機会を設けにくい状況でした。
具体的に大学側から許可されていた活動としては、多摩キャンパスでは指定ブース内に2人が待機し勧誘すること、後楽園キャンパスでは対面での勧誘活動は禁止され、ビラ・動画の掲載のみが許可されていました。一方、体験稽古については、例年と同程度の回数を実施することができ、多摩キャンパスでは毎日、後楽園キャンパスでは2~3回/週 程度で行うことができました。
計画
私たちは、新入部員の目標人数を20名以上に設定しました。これは、昨年度の新入部員数が極めて少なかったこと、対面での勧誘機会が十分に確保できないこと、二・三・四年生の在籍人数よりも多くの新入部員を獲得したいなどの理由から設定したものです。
また例年の新勧との差異として、SNS (Twitter、Instagram) 上での広報・勧誘を強化することや、附属高校出身者の後輩を勧誘することなどを計画し、勧誘活動に臨みました。
実行
実際に私たちが行った活動としては、以下の7点です。
・ビラ作成
主にブース内勧誘、オンライン上掲載、学内掲示に利用しました。
・SNS上での広報・DM勧誘
部の普段の様子を写真付き投稿で紹介、質問箱の設置、DMで体験稽古の勧誘などを行いました。
・Zoomによるオンライン説明会 (多摩)
学友会主催のオンライン説明会の他に、部独自で3回ほど実施しました。
・ブース内勧誘 (多摩)
・入部済み一年生の協力の下、SNS上での勧誘 (後楽園)
・体験稽古
基本稽古、他流派との相違点の説明、現役部員による型演武などを行いました。


・ステージ演武 (多摩)


評価
まず新勧結果について報告します。今年度の新入部員数と、昨年度および一昨年度の新入部員数を比較したグラフを、図1および図2として示しました。


※今年度および一昨年度のデータは前期稽古終了時点、昨年度のデータは2月時点のものを使用しました。
以下には、今年度の新勧代表者による評価を掲載します。
・多摩代表:恩田 (商3)、財津 (経3)、新川 (法3)、廣谷 (法3)
・後楽園代表:森谷 (理4)
今年度の新勧で特に力を入れたSNS上での勧誘については、SNSからの体験稽古参加者が多く集まり、12名がTwitterのDMから体験稽古に参加してくれました。また、体験稽古に参加してくれた新入生の入部率は高く、体験稽古の質を向上させていくことは、来年度以降の新勧でも重要なポイントになると考えられます。
ビラやSNSを利用した種々の広報活動については、ビラに掲載した連絡先から連絡を取ってくれた新入生も一定数いたことから、来年度以降もビラには男女両方の連絡先を記載し、空手部に興味のある新入生を受け入れやすい状況を作る必要があると感じました。また、Instagram上に掲載した、多摩道場までの道のりの動画は、体験稽古に参加した多くの新入生に活用してもらうことができました。多摩キャンパス内で行ったステージ演武については、SNS上に写真や動画を掲載することで、私たちの空手がどのようなものなのかを周知することに繋がり、広報活動の一助となりました。
多摩キャンパスでの勧誘において、今年度の新入部員のほとんどを獲得した場はブース内勧誘であり、実際に対面で勧誘することがいかに効果的であるかを実感することができました。
また、後楽園キャンパスにおいて行った一年生によるSNS上の勧誘は、部のアカウントで勧誘活動を行うよりも、勧誘される側の新入生が連絡を取る際の抵抗が小さく、一定の効果があると考えられました。
以上、令和3年度の新勧活動報告となります。今年度の新勧の反省に基づき、来年度以降はより多くの新入部員を獲得するとともに、さらに活気ある部活を目指してまいります。